1995-09-02 ArtNo.2991
◆<星>ピデムコ、スティーブンス・ロード地区最大の宅地買収
【シンガポール】ピデムコ・ランドはスティーブンス・ロードとウォールッシュ・ロード界隈に残された最後の、そして最大の8万2506平方フィートの住宅区画を9330万Sドルで買収した。
昨年政府はシャングリラ・ホテルやパイン・ツリー・クラブ周辺の同地区のプロット・レシオを従来の1.036から1.6に引き上げた。これに伴い従来土地付き住宅地と見なされてきた同地区の地価が一夜にして平方フィート当たり550~600Sドルから1000~1200Sドルに急上昇し、それ以後、金鉱の上に居住していることに気付いたバンガロー・オーナーらの共同入札方式による土地売却が相次いでいた。今回のピデムコの買収価格は平方フィート当たり1131Sドルと、シティー・デベロプメント及びホンリョン・グループが最近同地区で成約したベンチマーク価格の1205Sドルを下回るが、ピデムコの買収した土地は道路に沿って細長く延びており、道路拡張計画の影響を受けそうだ。これ以前に同地区で買収された区画の平方フィート当たり成約額を見ると、最初のバイヤー、ハビタット・プロパティーの982Sドルが最低で、ファー・イーストの1117Sドルがそれに続いている。30万平方フィートの同地区(上記4社が内27万平方フィート買収)には今後1ユニット平均2000平方フィートのコンドミニアム205ユニットの開発が可能だ。(ST:9/1)
|