2002-10-08 ArtNo.29900
◆Wockhardt、腸チフス・ワクチン“biovac-typhoid”発売
【ムンバイ】地元製薬会社Wockhardt Ltd(WL)は腸チフス予防用の“biovac-typhoid”ワクチンを1回分100ルピーで発売した。
インディアン・エクスプレスが10月5日報じたところによると、これはWLのbiovacビジネス部門が、B型肝炎ワクチン“Biovac-B”に続き、市場に投入する2番目のワクチン。WL筋によると、biovac-typhoidは2歳以上の者に接種でき、予防効果は3年間維持される。インドにおける腸チフス治療支出額は年間175クロー(US$3569万)と見積もられ、例えば1日2回服用のCiprofloxacin 500 mgの2週間の投薬料は200ルピー。
4メトロとクラス1シティーにおいて医療を受ける腸チフス患者の数は約260万人だが、未確認の腸チフス患者の数は、その何倍にものぼる見通しだ。腸チフス患者の8%は治療を受けたにも関わらず死亡、30%は治療を受けることなく死亡している。腸チフスは再発の確率が高く、慢性保菌者になるケースも多い。後者の場合、治療期間は6週間以上に及ぶ。
WLオフィシャルは関係ワクチンを輸入するのか、国内で製造するのか明らかにすることを避けた。例えば、Zydus-Cadilaは輸入ワクチンのインド国内におけるマーケッティングを手がけている。
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