【ニューデリー】Steel Authority of India Ltd(SAIL)のVS Jain会長は3日、2500クロー(US$5.1億)にのぼる損失にも関わらずIndian Iron and Steel Company (Iisco)を閉鎖する可能性を否定、「Iiscoは莫大な資産価値を有し、再建することができる」と語った。
インディアン・エクスプレスが10月4日報じたところによると、Jain会長はPTI通信に以上の考えを語った。それによると西ベンガル州Burnpurのプラントについては、取り分け鉱山隣接部分の資産価値が大きい。
インド政府は3ヶ月ほど前にSAILが作成した1100クロー(US$2.24億)の救済パッケージを部分的に認めており、SAILはIndustrial Development Bank of India(IDBI)に同パッケージの実行を委ねた。
これには540クロー(US$1.1億)の依願退職補助、341クロー(US$6955万)のローン利子補助、200クロー(US$4079万)の近代化計画期間の損失補助が含まれる。中央政府は以上のパッケージを部分的に承認、西ベンガル州政府も金融コンセションを認めた。
IDBIが目下パッケージに検討を加えており、具体化すればSAILは産業財政再建局(BIFR:board for industrial and financial restructuring)にIiscoに対する監督を解除するよう申請する。西ベンガル州政府も販売税の免除と電気料優遇措置の適応を認めていると言う。