2002-10-01 ArtNo.29835
◆Bhushan、新冷間圧延施設にUS$2447万注入
【ムンバイ】地場冷間圧延(CR)鋼メーカー、Bhushan Steel & Strips Limited(BSSL)はマハラシュトラ州Khopoliに486クロー(US$9912万)を投じて設ける新CR施設の自己資本として既に120クロー(US$2447万)を払い込んだ。
エコノミック・タイムズが9月28日BSSL筋の消息として伝えたところでは、プロジェクトは自己資本161クロー(US$3284万)、借入325クロー(US$6629万)で進められる。これまでにIndustrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)が175クロー、State Bank of India(SBI)が50クロー、Exim Bankが25クローの融資を認めており、ドイツ拠点のWest LBに50クロー、他の複数の銀行に残り25クローの融資が求められている。
BSSLの現在の年産能力は亜鉛鍍金鋼35万トンを含め80万トンで、Khopoliプロジェクトがスケジュール通り来年9月に完成するとTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)の年産120万トンに肩を並べることになる。新工場では、モーターサイクル、フォークリフト、冷蔵庫、ボイラー等に用いられる高品質な鋼管が製造される。
BSSLはMaruti Udyog、Hyundai、Ford、Tata Engineering & Locomtoive Company Ltd(Telco)、Fiatを含む自動車メーカーにオート・グレードのCRスチールを納入、この他WhirlpoolやLG等の家電メーカーにもCR製品を供給している。こうしたOEM市場における同社のシェアは今年8月末までに10%ポイント・アップ、70%に達した。
一方、Bhushan Steelのプロモーターは、BSSLの持分を43%から53%に拡大した。この内9.9%のシェアはICICIから13.4クロー(US$273万)で買い取ったもの。プロモーターはICICIから7月に先ず300万株を1株41.5ルピーで、その後8月に27万株を1株35ルピーで、それぞれ買収した。これによりICICIのBSSL持分は12.6%から2.7%に縮小したと言う。
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