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2002-09-30 ArtNo.29824
◆Dr Reddy's、ICAAC会場で市中感染肺炎新薬お披露目
【ハイデラバード】地場製薬会社Dr Reddy's Laboratories(DRL)は、米国カリフォルニア州サンディエゴで9月27-30日に催される第42回抗菌剤・化学療法学際学会(ICAAC:Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy)において市中感染肺炎(CAP:community acquired pneumonia)治療用新抗菌分子種“DRF 8417”を発表する。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが9月26/27日DRLの新聞発表を引用し報じたところによると、臨床前開発段階にあるDRF 8417は化学物質区分(chemical class)ではオキサゾリジノン(oxazolidinone)に属する新抗菌分子種で、臨床前研究では、試験管内でも生体内でも、リネゾリド(linezolid)の数倍の効果が確認された。ちなみにスウェーデン企業Pharmasia社が2000年に発売したリネゾリドは過去30年間に市場に投入された唯一の新クラス抗生物質として知られる。
一方、組織的な構造活性相関(SAR:structure activity relationship)研究により発見されたDRF 8417は、市中感染肺炎を引き起こすグラム陽性菌にもグラム陰性菌にも良好な効果を発揮した。市中感染肺炎の原因になる細菌の管理は、薬物耐性菌の登場でますます困難になっている。
DRLは米国アトランタとアンドラプラデシュ州HyderabadのR&D施設において新薬の開発を手がけており、目下3つの新分子種の臨床研究と7つの新分子種の臨床前研究を進めていると言う。
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