2002-09-30 ArtNo.29821
◆SCO、インドを米国に次ぐテクノロジー・ベースに
【ニューデリー】Unix及びLinuxベースのプラットフォーム構築を手がける米国拠点のSCO Groupは、インドを米国に次ぐ第2のテクノロジー・ベースにする計画だ。
インディアン・エクスプレスが9月27日報じたところによると、SCOのインド進出計画には、中核製品の開発/新製品アイデアのインキューベーション/コンサルティングのためのリソース・ベース/国際ビジネスのための支援サービスが含まれる。
SCOはまた小規模なソフトウェア・テクノロジー企業の買収も計画している。SCOグループのOpinder Bawa上級副社長によると、LinuxやUnixベースの製品開発に関わる複数のインド企業と買収交渉を進めている。SCOの製品を補完するミドルウェア、ビジネス・アプリケーション、セキュリティー、災害復旧等の領域に関わる企業が買収のターゲットと言う。
インテル・プラットフォーム上で用いられるSCO-Unixで知られるSCOグループは昨年初、Calderaにより買収され、CalderaのLinux部門と合併された。その後、SCOは暫くの間Calderaを親ブランド名として使用したが、トップ経営陣は、全世界に存在するSCO-Unixの顧客ベースを最大限に利用する狙いから、SCOをグループ名称として用いる方針を決めた。インドをテクノロジー・ベースとする方針も、再編後のSCOグループの新ビジネス戦略の一環と言う。
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