【ニューデリー】今年のカリフ(kharif:初冬収穫作物)作物の予想収穫量は9080万トンと、昨年の1億1160万トンを18.57%下回り、1990-91年以来の最低をマークする見通しだ。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月25日伝えたところによると、インド政府は24日催されたラビ(rabi:春先収穫物)キャンペーン全国会議の席上、土地利用統計のデータやインド宇宙調査機構(ISRO:Indian Space Research Organisation)の衛星写真をベースに算出した以上の予測値を明らかにするとともに、各州政府の担当者らと対策を協議した。
それによると、カリフ・シーズンの米の予想収穫量は6600万トン(7940万トン)、コース・シリアルは2060万トン(2710万トン)、豆類は422万トン(510万トン)と何れも過去10年来の最低をマーク、この他、脂肪種子は1170万トン(1320万トン)、ピーナッツは463万トン(550万トン)、大豆は582万トン(588万トン)、サトウキビは2億8260万トン(2億9220万トン)、綿花は887万俵(1170万俵)、ジュート及びメスタは993万俵(1億79万俵)と、何れも昨年同期の収穫量(括弧内の数字)を下回った。