【ニューデリー】Bajaj Auto Ltd (BAL)は海外市場開拓戦略の一環として地元パートナーと提携、インドネシアに組み立て工場を設ける可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが9月24日報じたところによると、BALのR L Ravichandran副社長は同紙に以上の計画を語った。それによるとBALはインドネシアを当面のスラスト・エリアと見なし、主要な計画を準備している。既に市場調査も完了、プロジェクトの先行きには楽観的見通しを抱いている。同計画にはCaliber、Boxer、Pulsar等、一連のBajajモーターサイクルの組み立て工場を設けることが含まれる。ASEAN域内を通じて完成車(CBU)の輸入には懲罰的な関税が課されるため、地元でのノックダウン生産が望ましい。合弁方式をとる可能性も有り、現地の一部のディストリビューターに打診している。
既にコロンビアに拠点を築いたBALは、第2次海外市場開拓戦略の一環として、この他アフリカ諸国にも注目していると言う。
BALのインドネシア市場開拓はインド二輪車メーカーのASEAN市場進出の潮流を反映しており、例えばTVSはタイとベトナムを重点にASEAN市場を開拓、海外市場の開拓に250クロー(US$5099万)前後を投じる意向を表明している。2005年までに海外ビジネス収入を総売上の15~20%に拡大することを目指す同社は、やはり現地生産を計画している。
LMLもコロンビアとエジプトにおけるローカル・パートナーとの製造合弁を検討している。同社はこうした合弁事業の少数株主になることも受けいれる用意があると言う。