【ムンバイ】鉄鋼価格が現在の水準を維持するならSteel Authority of India Ltd(SAIL)は今会計年度末までに損失額を60~70%カットできる見通しだ。
エコノミック・タイムズが9月23日伝えたところによると、近くSAIL会長に就任を予定するV S Jain財務担当取締役は、同紙に以上の見通しを語った。それによると70%カットできれば、今年の損失額は500クロー(US$1.02億)前後になる。しかし国際鉄鋼市場のダイナミズムは、これまで多くの専門家の予想さえ覆しており、現状で如何なる数字を見積もるのも時期尚早とJain氏は付言した。
SAILの2002年3月期損失額は前年比134%増の1707クロー(US$3.48億)をマークしたが、今年第1四半期の損失は、昨年同期の376クローから309クロー(US$6302万)に縮小した。Arvind Pande現会長は、今年7月、少なくとも今年度末までには黒字を回復できると語っていた。