SEAnews 2002-09-23 ArtNo.29780

【ニューデリー】マハラシュトラ州を拠点にバルク薬品の契約製造の他、農業化学ビジネスも手がけるHikal Ltdは、30クロー(US$612万)を投じてカルナタカ州Bangaloreに新バルク薬品製造施設を設ける。
デカン・ヘラルドが9月21日伝えたところによると、HikalのJai Hiremath重役(MD)はＰＴＩ通信に以上の消息を語った。それによるとHikalは米国ジェネリック市場の開拓に本腰を入れる計画で、新設備は新たな需要に応じることになる。プロジェクト・コストは内部資金で賄い、一部は借入れる。米国市場でも契約研究／契約製造業務を手がける計画で、特にバルク薬品の製造に照準を合わせる。しかし製剤ビジネスにはさして関心がない。
傘下に5つの製造施設と2つの研究開発(R&D)センターを有するHikalは、Wintacから買収したバンガロールの施設を利用して、米国ほど規制の厳しくないオーストラリア等の海外市場向けにバルク薬品を製造している。
Hikalには地元プロモーターのHiremath一族が38％、Kalyaniグループが36％出資しており、当初同社に15％出資していた住友商事の持分は、今では約6％に縮小している。