1995-09-01 ArtNo.2978
◆<馬>ACPI、プレカスト・コンクリート海外工場建設準備
【クアラルンプル】ACPインダストリーズBhd(ACPI)はフィリピン及びベトナムにおけるプレカスト・コンクリートの製造を準備、今年末までには具体化させる計画だ。
ACPIのカマルディン・アハマッド会長が木曜(8/30)の年次総会後語ったところによると、この他カンボジアにおけるビチューメンやイマルション関連ビジネスの機会も探っている。これらの国々は子会社のアソーシエーテッド・コーポレート・プロダクツ(M)Sdn Bhd(ACPM)の製品に関心を寄せている。プレカスト・コンクリート製造施設のコストは土地代抜きで、800万~1000万Mドルと見込まれる。海外プロジェクトの実行に当たっては合弁方式の採用が可能だが、同社としては支配権益と経営権の確保を図る。今年1月のKLSE一部上場以来、国内業務に専心してきたが、同社の海外事業に乗り出す基盤は既に確立している。現在同社は向こう2年間にわたる4億Mドルの契約を確保しており、これらには南北リンク、シンガポール間の大橋、ナショナル・スポーツ・コンプレックス、軽便鉄道事業へのコンクリート建材納入契約が含まれる。同社はラワン、ジョーホール・バル、トゥレンガヌ、イポー、バタン・カリに恒久的な工場施設を有し、スルンバンには新たにメガ工場が建設されている。この他バトゥ・ティガ、シャー・アラム、ブキ・ジャイルの工事現場には4000万~5000万Mドルの臨時工場も設けられている。これらの施設は1シフトで年間50万トンの製造能力を有し、現在は月産4万~5万トンのレベルにあるという。(NST:8/31)
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