2002-09-23 ArtNo.29777
◆Infowavz、米国ITES企業を買収のターゲットに
【ニューデリー】Industrial Credit and Investment Corporation of India(ICICI)が主要株主を務める情報技術(IT)対応サービス(ITES)会社、Infowavzは、米国のITES企業を買収し、事業の拡張を図る。
インディアン・エクスプレスが9月19日、InfowavzのZia Shiekh重役(CEO)の言として報じたところによれば、Infowavzは、米国市場に強力なプレゼンスを築き、またビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)領域の専門知識を得る狙いから目下米国企業3社と買収交渉を進めている。これら3社とは、カスタマー・リレーションシップ・マネージメント(CRM)領域の年商300万米ドルの企業1社とBPOプレーヤー2社。
Infowavzまた既存投資家や新投資家と、事業拡張や企業買収の資金調達問題を協議している。同社はベンチャー・キャピタル(VC)会社と600万米ドル資金調達計画の第3次計画について話し合いを進めている。第3次資金はモーリシャル・ルートを通じ2つのVCファンドから調達される。第1ラウンドに関しては、12月までに200万米ドルが調達され、残りも2003年3月までに暢達される。既存投資家も新投資家も反応は極めて旺盛で、資金調達に何ら問題はない。これらの投資家は未だコール・センター事業に関与したことがない。
主に米国拠点の既存顧客12社は、何れもフォーチュン100企業に名を連ねており、向こう2年間には、内7社から各500人のエージェントの追加注文がなされる見通しだ。このため現在の500人のチームに別に3500人のエージェントが追加されることになる。同社は国際市場に照準を合わせており、国内市場にはそれほど関心がない。
Infowavzは英国拠点のコール・センター会社、Portal Net Servicesと合弁契約を結び、マハラシュトラ州Mumbaiに第2のセンターを設ける計画で、来年はアンドラプラデシュ州Hyderabad/西ベンガル州Kolkata、ウッタルプラデシュ州Noida(デリー近郊)の何れかに第3センターを設けることも検討していると言う。
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