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2002-09-23 ArtNo.29775
◆フィリップス、Samtelと平面管のソーシング協議
【コルカタ】オランダ拠点の大手家電会社Royal Philips Electronicsの現地子会社Philips India Limited(PIL)は、従来型ブラウン管の地元メーカーSamtelと、平面ブラウン管の技術供与や製品ソーシングに関わるバック・ツー・バック・アレンジの協議を進めている。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが9月20/21日報じたところによると、Samtelは、ウッタルプラデシュ州NoidaもしくはPondicherryに年産30万ユニット前後の平面管製造工場を設けることを計画している。目下のところインド国内に平面管の製造施設は存在せず、この種の製品は全量輸入されている。
フィリップスの親会社は昨年LG Electronicと、平面管のピンフリー技術に関わる合弁協定を結んだ、
PILのRajeev Karwal上級副社長によると、同社はSamtelとピン・フリー・フラット・チューブの製造に関わる交渉を進めているが、まだ具体的なことは何も決まっていない。話し合いがまとまるとすれば、Samtelが供給する製品の品質と価格がフィリップスの要求を満たした場合に限られる。地元で平面管を調達することにより、完成品の価格が、従来型TVと既存のフラットTVの価格の中間まで引き下げられる必要がある。
従来型TVとフラットTVの価格差は3000~5000ルピーで、フラットCTV市場はCTV市場全体の5%を占めているに過ぎない。またフィリップスのCTV製品売上に占めるフラットTV販売のシェアは9%にとどまっている。PILは、2005~06年までにはフラットCTVがCTV市場の主流に成るものと予想している。
しかし、業界観測筋はフラットCTVがそれほど早く従来型CTVに取って代わるとの見方に疑問を呈している。
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