2002-09-20 ArtNo.29763
◆Gail、HPLと来月初にマーケッティング/生産協定
【コルカタ】国営ガス会社Gas Authority of India Ltd(GAIL)は、Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)と、10月の第1週までにスワップ・マーケッティング/生産協定を結ぶ。
エコノミック・タイムズが9月20日GailのProshanto Banerjee会長兼MD及びHPL幹部の言を引用し伝えたところによると、関係契約は10月1日に結ばれる予定だが、契約調印に先立って如何なる現金支払いも行われない。
両社の提携によりGailもHPLも生産/マーケッティング・コストを節減できる。HPLはポリマー製造施設の稼働率を高められるだけでなく、Gailのポリマー需要に応じることができ、年間300クロー(US$6119万)の利益が見込める。
HPLはGailのウッタルプラデシュ州Auriaya工場を通じて北部市場の需要に応じることができ、GailはまたHPLとの生産スワップ協定を通じ、Haldia港から製品を輸出できる。GAILは年間3万5000トンのプロピレンをHPLのプラントでポリプロピレン(PP)に転換する計画で、転換された高密度ポリエチレン(HDPE)とPPは中国、韓国、バングラデシュのGail顧客に輸出される。Gailは現在マハラシュトラ州Mumbai近郊Uranの工場で生産した製品を西海岸の港湾から輸出しているが、HPLプラントでプロピレンとエチレンをPP及びHDPEに転換するなら、運輸コストも大幅に削減できる。
一方、GailはErnst & YoungにHPLのデュー・ディリジェンスを委ねた。同デュー・ディリジェンスの結果に基づきHPLに10%出資するか否かを決める。デュー・ディリジェンスは来週から開始される。したがって出資問題が決着するには、なお数ヶ月を要する。
またBanerjee会長が西ベンガル州のBuddhadeb Bhattacharaya首席大臣に語ったところによると、Gail-Gazpromコンソーシアムは2003年2月乃至3月までに西ベンガル州Digha沖合の鉱区に最初の試掘井を掘ると言う。
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