2002-09-20 ArtNo.29753
◆テレコム/保険/民間航空部門のFDI上限引き上げ見送り
【ニューデリー】インド政府は、テレコム/保険/民間航空部門等に対する外国直接投資(FDI)上限引き上げ問題に関する方針決定を延期した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが9月19日伝えたところによると、18日、バジパイ首相の主宰で催された閣議後記者会見した政府スポークスウーマンは、これらの問題は追って再度閣議にかけられると語った。
これ以前に計画委員会(Planning Commission)メンバーのNK Singh氏に率いられる専門委員会は、第10次5カ年計画期間を通じて毎年80億米ドルのFDIを誘致する目標を達成するため、テレコム/民間航空/石油/保険領域の外資上限引き上げを含む大幅なFDI規制緩和措置を提案していた。
この日の閣議では、新法定機関として、保険計理士協会(IAI:Institute of Actuaries of India)を設立すること、ブータンにおける1020MW(メガワット)のTala水力発電計画(3580クロー=US$7.3億)のコストを抑制すること等が合意された。しかしOil and Natural Gas Corporation(ONGC)及びBharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)の依願退職スキームに関する方針決定は、やはり見送られた。
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