2002-09-19 ArtNo.29752
◆内外企業1ダース以上がアルミ会社Nalcoに入札希望
【ニューデリー】世界のトップ・スリー、アルミ会社- Alcoa/Alcan/CVRD -、地元金属企業大手-Hindalco/Sterlite-を含む内外の企業1ダース以上が、National Aluminium Corporation Ltd (Nalco)の29.15%の政府持分と経営権獲得を目指し、入札意向書(EOI:expression of interest)を提出した。
ビジネス・スタンダードが9月17日伝えたところによると、政府持分処分省幹部はEOIの受付が締め切られた16日、「Nalcoは世界最高品質のボーキサイトを産するアジア最大の鉱床を保持する黒字経営会社であり、1ダースを越える企業が入札を希望しても驚くには当たらない」と語った。それによると、多国籍企業としては、米国拠点のAlcoa、カナダのAlcan、ブラジルのCVRD の他、オーストラリアのBroken Hill Properties (BHP)、ロシアのRussian Aluminium、フランスのPechiney、スイスのGlencore、英/豪拠点のRio Tintoが、地元勢では、AV BirlaグループのHindalco Industries Ltd(HIL)と、金属産業の指導的プレーヤーになることを目指すAnil Agarwal氏に率いられるSterlite Industries Ltd(SIL)が、それぞれEOIを提出した。
政府筋によると、石油部門ではBharat Petroleum Corporation LtdとHindustan Petroleum Corporation Ltdの政府持分売却計画が暫時凍結されたものの、Nalcoの政府持分売却計画はスケジュール通り進捗している。
政府は戦略的投資家への29.15%の持分売却とともに、10%の持分の公開公募(IPO)と、20%持分に相当する米国預託証券(ADR)の発行を準備しており、これら3段階の売却計画は、当初計画通り、ほとんど同時に実行される。これらのプロセスが全て完了すると政府の持分は26%に縮小すると言う。
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