SEAnews 2002-09-19 ArtNo.29747

【ムンバイ】年商3500クロー(US$7.14億)の地場家電会社Videocon International Ltd(VIL)は総合的な空調施設プロバイダーとしてのブランド・イメージを構築する狙いから近くダクト式パッケージ・エアコン(packaged ductable air conditioners)市場に参入する。
インディアン・エクスプレスが9月18日報じたところによると、VILのPradeep Kumar Dhoot社長はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、VILはこの他、これまで以上にエネルギー効率の良いスプリット及びウィンドー・エアコンを近く発売する。
これに伴いVideoconブランド・エアコンのディーラー網を現在の1000店から1年内に3000店に拡大、プリント及びエレクトロニク・メディアを通じて省エネ・エアコンの宣伝キャンペーンを展開する。2003年上半期にはこうした宣伝キャンペーンに6クロー(US$122万)を投資する。この他、指導的金融機関とのユニークなタイアップを通じ、改良された、より近代的なＰＯＳ(point-of-sale)システムを導入する。
これにより2003－04年を通じてスプリット・エアコン5万台、ウィンドー・エアコン10万台の販売を目指す。来年のエアコン売上は300クロー(US$6119万)ほど増加、市場シェアも現在の7％から10～11％に拡大する見通しだ。
一方、VILは今年12月までにバーレーンにエアコン製造施設を設け、中東市場の開拓に本腰を入れると言う。