2002-09-17 ArtNo.29731
◆Altair、ソフトウェア検査業務をインドに移転計画
【バンガロール】ミシガン州拠点の製品開発/エンジニアリング・コンサルタンシー会社Altair Engineeringは、ソフトウェア検査業務の大きな部分をインド子会社に委ねることを検討している。
インディアン・エクスプレスが9月12日、AltairのMartin Nichols取締役(国際セールス担当)の言として報じたところによると、同社は先頃、向こう3年間にインド子会社に300万米ドルを投資すると発表しており、インド子会社はAltairのソフトウェア・ビジネスの主要な部分を引き受けることになる。インド子会社はこれまで、中核製品の開発、ソフトウェアの検査、顧客施設内でのソフトウェア・ツールのカスタマイズ等を手がけて来た。ソフトウェア検査業務の主要部分をインドで手がけることによりコストを大幅に削減でき、米国本社は、ソフトウェア業務の大部分から解放されることになる。
インド子会社に対する300万米ドルの投資とは別に、Altairはインドにおけるソフトウェア業務を一層強化する狙いから企業買収の可能性を探っている。目下、インドの地元エンジニアリング・コンサルタンシー会社とマーケッティングや技術ノーハウ領域における提携交渉を進めているが、この種の提携が、企業買収の序曲になる可能性もある。もしAltairのニーズに応じる企業が存在するなら、同社はこれを買収する可能性を決して否定しない。
インドにセールス部門とエンジニアリング部門を設けているAltairは、インドにおけるスタッフを現在の40人から今年末までに50人に増員する計画で、3年内にはエンジニア100人を擁することになると言う。
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