2002-09-16 ArtNo.29720
◆ユナイテッド・ライスランド、US$4千万新工場建設
【グルガオン】インド最大の精米・輸出会社United Riceland Ltd (URL)は20億ルピー(US$4079万)を投じてハリヤナ州Gurgaonに新工場を建設する。
ビジネス・スタンダードが9月13日、URLのR S Seshadri取締役の言として報じたところによると、20万トン以上の米を処理できる同工場は、世銀傘下のInternational Finance Corporation(IFC)から1000万ルピー(US$20万)を借り入れ、建設される。建設工事は既に着手されている。
URLはハリヤナ州に56カ所、パンジャブ州に数カ所の購買拠点を有し、これら2州から米穀を調達している。
URLはカルナタカ州Mysoreに研究開発(R&D)施設Rice Research Development Centreを有し、貯蔵/包装/熱湯処理/品種選別等、収穫後のプロセスに関する研究を手がけている。同センターには年間2000万ルピー(US$41万)が支出されている。
URLはまたDNA試験場にも年間2000万ルピーを投じ、無作為なサンプルテストを進めている。DNAマーカー技術を用いることにより、品種の純粋さを保ち、改良品種や雑種との比較等級を行うことができる。また消費者を特定することも可能で、バスマティ・ライスの品質維持にも役立っている。バスマティの純粋性を試験する際には約6つのマーカーを必要とする。過熱する国際バスマティ・ライス市場の競争を乗り切る上からも同技術には大きな期待がかけられていると言う。
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