2002-09-13 ArtNo.29704
◆GAIL、HPLとのマーケッティング協力の詳細検討
【ニューデリー】Gas Authority of India Ltd (GAIL)は、Haldia Petrochemicals Ltd (HPL)と相互マーケッティング協力を結ぶ可能性を研究している。同協力の下、GailはHPLを通じてその石油化学製品を東部地区に売り込む一方、それ自身が地盤とする西部地区でHPLの特定の製品のマーケッティングを引き受ける。
ビジネス・スタンダードが9月10日、GAIL幹部の言として報じたところによると、GAILはまたHPLの10%のシェアを200クロー(US$4079万)前後で買収することを非公式に決めている。GAILがHPLのシェアを買収する主目的は、ポリマー製品を東部地区に売り込むことにある。GAILは直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)と高純度ポリエチレン(HDPE)のみを製造しているが、HPLはより幅広い製品を製造している。このためGAILはHPLに出資することを通じて、より幅広い石油化学製品をその顧客にオファーできるようになると言う。
HPLは年間70万トンのポリマーと50万トンの化学薬品を製造、2002年3月期の年商は2400クロー(US$4.89億)を記録した。一方、ウッタルプラデシュ州Pataに2500クロー(US$5.1億)を投じてガス・クラッカーを設けたGAILは、1000クロー(US$2.04億)を追加投資して新ガス・クラッカーを増設するとともに、デボトルネッキングを通じ既存石油化学プラントのLLDPE/HDPEの年間製造能力を現在の16万トンから21万トンに拡張する計画を進めている。
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