【ニューデリー】インド政府は、世界貿易機関(WTO)視聴覚部門ラウンド協議に向け戦略を立案するため、業界団体や企業の意見聴取を開始した。
ビジネス・スタンダードが9月10日報じたところによると、情報放送省は10日、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)/インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)/インド放送連盟(IBS:Indian Broadcasting Federation)/インド映画連盟(FFI:Film Federation of India)を含む関係業界団体代表の会議を招集した。
インド視聴覚部門は、フィルムの配給や放送サービスに対して各国が課しているローカル・コンテンツ等に関わる規制の撤廃を求めている。業界アナリストは、「貿易とサービスに関する一般協定(GATS)第4章の条文に定められた目標をベースに協議を進めるべきだ」と指摘した。それによると、第4章条文は、『途上国の世界貿易への参与拡大は話し合いによる合意に基づいて実現されるべきだ』と述べていると言う。