SEAnews 2002-09-13 ArtNo.29699

【ニューデリー】消費者啓蒙団体(a consumer education forum)“Voice”が実施した競争力調査の結果、Whirlpool、Videocon、LG、Samsungを含むトップ8ブランドの冷蔵庫には、何れもインド標準局(BIS:Bureau of Indian Standards)のマークが付されていなかった。
エコノミック・タイムズが9月11日報じたところによると、これらの冷蔵庫はどれ1つ、ＢＩＳが義務づけている冷却時間(pull-down time/cooling time)、製氷時間(ice-making time)、熱消費値(energy consumption value)を表示しておらず、従ってＢＩＳの認証印が押されていない。Voiceは、最もポピュラーな8ブランドの165～175モデルについて中立の検査機関を通じ調査した。その結果、最も推奨されるブランドはWhirlpoolで、以下Videocon、Allwynの順。
冷却時間についてはVideoconの78分が最も短く、Kelvinatorの202分が最長。ＬＧのコンプレッサーは検査中に機能障害を起こした。
また24時間当たりのエネルギー消費量はVideoconの0.60 kWhが最も少なく、Kelvinatorは1.44 kWhが最高。ちなみにＢＩＳ基準は1.1 kwh以下となっている。
Whirlpool、Godrej、BPLの3ブランドは、製氷時間トップの座は分け合ったが、ＢＩＳが定めた300 ml ice-trayを装備しているブランドは1つもなかった。