2002-09-06 ArtNo.29651
◆Jindal、中規模ステンレス鋼会社2社の買収協議
【ニューデリー】国営Steel Authority India Ltd(JSL)が売りに出したSalem Steel Plant(SSP)権益に対する入札を準備中のJindal Strips Ltd (JSL)は、インド北部と中部の中規模ステンレス・スチール会社の買収交渉も平行して進めている。
ビジネス・スタンダードが9月5日報じたところによると、これらの企業は経営難から何れも産業財政再建局(BIFR:Board of Industrial Financial Reconstruction)の管理下に置かれる瀬戸際に立たされている。JSLのArvind Parakh財務担当取締役によると、同社は国内業務拡張のオプションとして、目下2、3の企業の買収交渉を進めているが、まだ最終合意には達していない。JSLは、財政破綻に瀕したこれらの企業のために、負債を肩代わりし、採算性を備えた安定したビジネス・プランを準備する用意がある。JSLは、デボトルネッキングや電力コストの削減を通じ、こうした企業の経営を立て直す自信があり、小規模ユニットの買収はJSLの国内事業の助けにもなる。ハリヤナ州HissarのJSL工場は、これにより高付加価値製品の生産と、海外市場の開拓に専心できる。JSLにより買収された後のSSPも海外市場に照準を合わせることになる。SSPのデュー・ディリジェンスは近く完了する予定で、価格入札も間もなく行われる見通しだ。
JSLはまた金利コストの引き下げとボトムラインの改善を目指し、それ自身の債務再編にも取り組んでいると言う。
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