2002-09-05 ArtNo.29637
◆国営ガス会社、ハルディア石油化学に出資意向書送付
【コルカタ】国営ガス会社Gas Authority of India Limited (Gail)は、財政危機に直面するHaldia Petrochemicals Limited (HPL)に対し、出資意向書(LOI:letter of intent)を送付した。
インディアン・エクスプレスが9月3日消息筋の言として伝えたところによると、GAIL取締役会は最近の会議の席で、HPLに200クロー(US$4079万)を注入し、10%のシェアを取得することを承認した。GAILはLOI上において、デュー・ディリジェンスを実施した後、その結果を踏まえて200クロー前後の出資に応じる意向を表明した。
HPLは目下、100%の稼働率で操業しており、2002年3月の売上は過去最高の303クロー(US$6119万)をマーク、7月にも292クロー(US$5956万)を記録したが、8月には225クロー(US$4589万)に下降した。とは言え、ナフサの購入費が月間150クロー(US$3059万)、借入利子の支払いが同45クロー(US$918万)にのぼるため、営業利益は僅かな額にとどまっている。
メイン・プロモーターのPurnendu Chatterjee氏は目下デリーで、金融機関と債務再編問題を協議している。しかし州営商社が信用状を発行したことから、当面現金支払いは免れていると言う。
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