2002-09-03 ArtNo.29631
◆NEC、Enkay Telecommunicationsへの出資検討
【ニューデリー】日本電気(NEC)はマハラシュトラ州Mumbai拠点の電気通信機器/ソリューション会社Enkay Telecommunications Ltd(ETL)に出資することになりそうだ。
ビジネス・スタンダードが9月2日伝えたところによると、ETLのNanik Rupani会長は同紙に以上の消息を語った。それによるとNECは既に提携関係を有するETLへの出資に関心を表明している。NECの出資を得れば、両社の協力関係は一層深まることから、ETLは適当な時機に方針を決めると言う。
これに対してNEC SingaporeのNeol Hon Chia Chun重役(MD)は、「ETLとは長期にわたるビジネス関係を有し、ETLへの出資に応じる用意がある。具体的な方針は何も決まっていないが、そうしたことは確かに検討されている」と語った。しかし同氏は、話し合いの内容やタイムフレーム等、詳細を明らかにすることを控えた。
このほど、インド市場におけるインターネット・プロトコル・サーバー(IPS)“NEAX 2000 IPS”の発売計画を発表したNECは、今後、ノートブック・パーソナル・コンピューター(PC)やサーバー製品をインドで発売することを計画しており、ソフトウェア開発面の投資も拡大する計画だ。目下、NECの約600人のエンジニアが様々なインド企業と共同作業を進めている。しかし製造施設や独自のソフトウェア開発センターを設ける計画は今のところないと言う。
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