2002-09-02 ArtNo.29611
◆Volvo、シンガポールに替えインドを南アジアの輸出基地に
【バンガロール】スウェーデンの自動車メジャーVolvoが完全出資するVolvo India Private Ltd(VIPL)は、シンガポールに替えインドを南アジアの輸出拠点にする計画だ。
インディアン・エクスプレスが8月29日、VIPLのUlf Nordquist重役の言として報じたところによると、全てが順調に運べばVIPLは、2002年末までにカルナタカ州Bangaloreに設けた工場から南アジア地域協力連合(SAARC)諸国への出荷を開始する。SAARC諸国の中でもスリランカ、バングラデシュ、ネパール3カ国に目を向けており、VIPLはこれらの地域の市場及びビジネス開拓の役割を担う。これまではシンガポールがこれらの地域への輸出業務を手がけて来たが、今後はインドからバス、トラック、建設用機器を輸出、必要コンポーネントのソーシングもインドで行う。
VIPLの売上は、年率20%以上の成長が見込まれ、黄金の四辺形(Golden quadrilateral)道路プロジェクトが今年の成長を牽引する見通しだ。同プロジェクトは建機ビジネスの25%に貢献するものと予想されると言う。
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