2002-09-02 ArtNo.29608
◆石油会社、製糖会社からのエタノールの買い付け開始
【プネー】石油会社による製糖工場からのエタノールの買い付けが開始され、マハラシュトラ州では500万リッターのエタノールが供給された。
インディアン・エクスプレスが8月30日報じたところによると、Maharashtra State Federation of Coop Sugar Factories LtdのPrakash Naiknavre重役(ED)は先週木曜(8/29)以上の消息を語った。それによると、ウッタルプラデシュ州では850万リッター、アンドラプラデシュ州/カルナタカ州/タミールナド州では650万リッターが供給される。
マハラシュトラ州の場合、ManmadとMirajのブレンディング工場における陸揚げコストと配達コスト込みのリッター当たり価格は、18.47ルピー。運輸コストとマージンを除いたリッター当たり製造コストは15.31ルピー。ウッタルプラデシュ州のそれは18.60ルピー、タミールナド州/アンドラプラデシュ州/カルナタカ州のそれは21ルピー。
全国の1万1357のガソリン・スタンドは2003年1月からエタノールを調合したガソリンを販売することを義務づけられている。こうした中で4つの協同組合がエタノールの生産を開始した。
マハラシュトラ州の製糖業界は大蔵大臣から銀行/金融機関による40%のエクスポージャー制限の緩和やシーズン前の貸付等を認められ、金融面の規制緩和が図られている。
来年のサトウキビの供給量は約4560万トンと、今年の4860万トン、昨年の5760万トンを下回り、供給に逼迫が生じる見通しだ。
マハラシュトラ州政府は今年11月にスタートするシーズンのトン当たりサトウキビ・アドバンス価格を560ルピーと発表しており、8.5%の回収率における最低法定価格はトン当たり620ルピー。回収率が1%ポイント向上するごとに7.30ルピーが追加される。
マハラシュトラ州政府は、一部の不健全企業の再建と再建不能企業の閉鎖を行う狙いから、製糖産業連盟に業界の健康状態に関する調査を求めており、同報告書は2002年9月までに提出される予定と言う。
|