2002-09-02 ArtNo.29603
◆米国際貿易委、インド等の鉄鋼製品に対する反ダンピング税棄却
【ワシントン】米国国際貿易委員会(ITC: International Trade Commission)はインド/オーストラリア/日本/スウェーデン/タイから輸入される冷間圧延(CR)炭素鋼板に反ダンピング税を課すべきだとする訴えを棄却した。
デカン・ヘラルドが8月29日伝えたところによると、米国ITCは4対1の票差でこれら5カ国から輸入されるCR炭素鋼板により国内産業が打撃を受けているとの訴えを退けた。これにより関係輸出業者は2001年9月以来米国通関当局により徴収された現金積立やボンドの返還を受けられる。
ちなみに米国商務省は去る7月11日、これら5カ国から輸入されるCR炭素鋼板がダンピングされているとの最終判定を下していた。(SEAnews2002-07-15号参照)
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