2002-08-30 ArtNo.29601
◆Panacea Bio、来月からB型肝炎ワクチンの製造開始
【ニューデリー】ニューデリー拠点の地場製薬会社、Panacea Biotech Ltd(PBL)は9月から遺伝子組み換えB型肝炎ワクチンの製造を開始する。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが8月27日、PBLのRajesh Jain重役(MD補)の言を引用し報じたところによると、PBLはまた2004年までに研究開発(R&D)予算を売上の3~4%から15%に拡大する。主に糖尿病や喘息治療用新薬や新分子種を開発するため、ゲノミクス領域の研究に投資、新たなターゲットの発見を目指す。またこの方面で地元や国外の著名な研究機関と提携する。
鎮痛、糖尿病治療、免疫抑制剤、ワクチン等の治療学領域に照準を合わせるPBLは、世界的に10種類の薬品の特許権を取得、Nimulid/Nimulid MD/Glizid/Glizid-M/Alphadol/Alphadol - C/Enivac HB/Panimun Bioral等の製品領域や政府の予防接種プログラムに対するワクチンの供給領域で指導的地歩を築いている。この他、内外の他の製薬会社と提携、これらのパートナーに製品ライセンスを提供している。
PBLは、ジャワハルラル・ネール大学により開発された抗炭疽菌ワクチンを製造/マーケッティングするため、Biotechnology Consortium of India Ltd. (BCIL)と協定を結んだ。
また科学環境省生物工学局(DBT)により開発された特定遺伝子送達システム(targeted gene delivery system)技術を、250万ルピー(US$5万)で手に入れた。同システムを用いて開発可能なものには、癌、糖尿病、血友病の治療薬が含まれる。関係プロセスは既に米国における特許権が取得されており、他の複数の国でも特許権が申請されていると言う。
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