1995-08-31 ArtNo.2960
◆<星>金融機関、今年の生産性成長率3.7%に鈍化予想
【シンガポール】シンガポールの金融機関20行は今年の生産性伸び率を、昨年と一昨年の5.5%をかなり下回る3.7%と予測している。
ロンドンに本拠を置くコンセンサス・エコノミクス・インクの8月の調査によると、しかしシンガポールは同調査がカバーした他のアジア太平洋諸国の多くと同様に、21世紀に入ってしばらくは3~4%の生産性伸び率を維持できる見通しだ。また、昨年3.2%上昇したシンガポールの単位人件費はこの先10年間は3%を下回り、雇用の伸び率は昨年と一昨年の4.4%から、この先10年間は3%もしくはそれ以下にとどまる見通しだ。今年と来年のインフレ率は昨年の3.1%から2.3%に低下、今年のGDP成長率は前回7月の調査と同じく7.7%、来年は7%と予測されている。同社は毎月、アジア太平洋地域の経済予測機関およそ120社を対象に域内17カ国の経済予測を収集している。(BT:8/30)
|