1995-01-26 ArtNo.296
◆<馬>アオカム、合板価格急落で生産品目の転換図る
【クアラルンプル】木材業務を中核とするアオカム・プルダナBhdは合板価格が急落する中で付加価値の高いスライス・ベニア等に生産品目の転換を図っている。
アオカムのテイ・スンセン重役(MD)が24日の年次総会後語ったところによると、同社の製品の53%が合板で占められているが、合板価格は93年第1四半期の1立米700米ドルから今日の400~450米ドルに下降している。このため同社は木型や薄板製造に転換し、合板依存の軽減を図っている。同社が目下買収を提案しているパシフィック・ウッド・プロダクツSdn Bhdは薄板製造ライン1本を保持、今年末までに別に2本を増設する計画だ。1本当たりのコストは450万Mドル、年間製造能力は270万立米で、同社は来年末までに8本のラインを稼働させる。こうした措置は第1段階に過ぎず、家具、パネル・ドアー等の製造も可能と言う。昨年、一時は25.50Mドルをマークした同社株価は強い売り圧力を受け、24日は12.50Mドルで引けた。(NST,NS,SJ,BT,LZ:1/25)
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