2002-08-27 ArtNo.29579
◆MUL、今年の輸出成長目標を50%以上に引き上げ
【ニューデリー】プレミアム小型車“Alto VX”の海外における成功に勇気付けられ、インド国内最大の乗用車メーカーMaruti Udyog Ltd(MUL)は、今会計年度の輸出成長目標を50%以上に引き上げた。
エコノミック・タイムズが8月25/26日報じたところによると、MULのJagdish Khattar重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、MULは今年3月からアンチ・ロック・ブレーキ・システムやエアバッグを装備したAlto1万6000台、総額8000万米ドル相当の西欧市場向け輸出を開始、今年第1四半期(2002/4-6)の輸出台数は3377台と、昨年同期の2382台に比べ41.7%の成長を見た。
ドイツ、オランダ、イタリヤ等の新市場からAltoに対する確定注文を得ており、今年はAlto2万台を輸出することが目指されている。
西欧におけるAltoの成功に加え、バングラデシュではMaluti 800が好評を博しており、同社はMaruti 800に再包装を施し、バングラデッシュへの輸出に拍車をかける計画だ。
Zenを初めとするコンパクト・カー・モデルの売上が下降しているが、この点に関してKhattar氏は、「マーケット・コンディションは芳しくなく、市場にはある種の阻害要因が生じているが、向こう3ヶ月間にBセグメント(28万-40万ルピー)の売れ行きは改善するものと見られる」、「Maruti 800は値下げ後、購入待ちの列ができており、エントリー・レベルも近い将来復調するはず」と楽観的見通しを示した。
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