2002-08-27 ArtNo.29577
◆ラファージュ、UPステート・セメント買収レースに参加
【ニューデリー】Lafarge Indiaが、UP State Cement Corporation Ltd(UPSCCL)の買収レースに加わった。
エコノミック・タイムズが8月26日報じたところによると、UPSCCLはウッタルプラデシュ州Chunar、Dalla、Churkに工場を有し、合計年間製造能力260万トン。しかしこれらの工場は過去5年間操業を停止しており、目下Allahabad高裁における清算手続きがとられている。UPSCCLは、この他、Ninga/Kajrahatの石灰岩採石地のリース権を保持するが、両地には1億トンを越える石灰岩が存在する。
目下、東部地区に拠点を有するラファージュは、UPSCCLを傘下に収めることにより、急成長する北部市場への進出を図るものと見られる。UPSCCLにはこれ以前にGrasimが関心を表明しており、ラファージュは2社目。
UPSCCLのプラントは旧式な上、5年間も操業を停止していることから、入札価格は低めになる見通しだが、州政府は未支払いの州政府ローン/電力料/トレード・タックス/ロイヤルティーの抹消、将来のトレード・タックス/ロイヤリティーの10年間免除、石灰岩採石場リース権の更新等を含む優遇条件をオファーしている。
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