2002-08-27 ArtNo.29575
◆Salem Steel権益に、Jindal1社が応札?
【コルカタ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)が、分離を計画している特殊鋼部門Salem Steel Plant(SSP)の価格入札受付が8月31日に締め切られるが、Tata Steel-Arcelorチームが関心を低下させていることから、Jindal Stripsだけが応札する可能性が高まっている。
エコノミック・タイムズが8月26日伝えたところによると、Tata Iron & Steel Co(TISCO)はArcelorパリ本社の最終決定を待っている。
Arcelorは、Usinor/Arbed/Aceralia3社により結成された世界最大の鉄鋼コンソーシアム。2年前にJindal StripsはArbedと、TiscoはUsinorと、それぞれチームを組んでSSP権益に対する入札意向書を提出した経緯が有る。
Jindalは、Arbedとの提携が破談になった後も、同入札のために金融機関から資金を調達しており、同社の入札に対する真剣さが窺える。これに対してTisco筋は、仮にArcelorが入札に関心を示さぬ場合には、単独で試験的に入札する可能性もあるとしている。
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