2002-08-26 ArtNo.29571
◆Indo Rama、US$1.2億投じポリエステル繊維製造能力拡張
【ナグプル】Indo Rama Synthetics (India) Ltd(IRSIL)は、マハラシュトラ州Nagpur近郊Butiboriに設けた工場に590クロー(US$1.2億)を追加投資し、2004年までにポリエステル繊維の製造能力を50万トンに拡大する。
ビジネス・スタンダードが8月23日報じたところによると、IRSILのO P Lohia重役(MD)は21日以上の計画を明らかにした。これによりButibori工場に対する累積投資額は2390クロー(US$4.87億)に達する。
また2004年には、バランシング機器等に別途100クロー(US$2040万)を投資、生産性と品質の改善を図ることも検討されている。
2002-03年から2005-06年の間のポリエステル需要は、6~8%の成長を遂げる見通しで、同社の年間売上は昨年の1942クロー(US$3.96億)から今年は2340クロー(US$4.77億)に拡大、2004年もしくは2005年には4000クロー(US$8.16億)に達する見通しだ。
IRSILは不採算の紡績糸(spun yarn)部門を今年末までに分離独立させ、別会社にする方針を決めた。 延伸仮撚り加工糸(DTY:draw texturised yarn/Draw Textured Yarn)部門は引き続きIRSILが経営するが、仮に業績が改善しないならやはり分離独立させる可能性もある。仮に両部門を分離するならIRSILは、ポリエステル・ビジネスに専心、ポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)/全延伸絲(FDY:fully drawn yarn)/部分延伸糸(POY:partially oriented yarn)/ポリエステル・チップを専ら製造することになる。
目下、Butibori工場の年間製造能力はPOY/PSF30万トン、紡績糸3万5000トン、DTY2万5000トン、合計36万トン。拡張計画の下、先ず100クローが投資され、2003年3月の商業生産を目処に、PSF2万トンとDTY1万トンの年産能力が追加される。これにより合計キャパシティーは39万トンに達する。第2段階では490クローが投じられPSFの年間製造能力が18万トン拡張される。これにより総生産能力は50万トンに拡大する。紡績糸の生産能力拡張は計画されていない。
IRSILのButibori工場は単一のPSF工場としては、中国の儀征化纖(Yizheng Chemical Fibre Co Ltd)に次ぎ、世界第2位にランクされると言う。
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