【ニューデリー】インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)のレポートによれば、貨物輸送需要の減退に伴い8月15日までの4週間のトラック・ハイヤー料金が2~9%下降した。
インディアン・エクスプレスが8月21日伝えたところによると、運輸業者、貨物予約請負業者、ブローカーのマージンは増加したものの、トラック・オーナーに支払われる料金は下降した。反運輸業者ロビーを代表するIFTRTによると、トラック・ハイヤー料金は大型(HCV)の場合6~9%、中型(MCV)の場合4~5%、小型/軽(ICV/LCV)の場合2~3%、それぞれ値下がりした。今年6月の最初の2週間にはハイヤー料金が4.1~10%アップしたが、これはディーゼル油の値上がりに伴うもの。
過去4週間のハイヤー料金の値下がりには、これまで大型車が使用されて来た領域に中型車が用いられるようになったことも影響している。また小型車が中型車と軽商用車の領分を浸食し、広く用いられるようになっている。
とは言え、ディーゼル油値上がりに伴う6月15日の運送料値上げ以降、運送料金そのものは、変化しておらず、トラック・オーナーの犠牲の下、運輸業者、貨物予約請負業者、ブローカーのマージンは拡大した。
一方、商用車ローン業者は、初めて小型/軽商用車を購入するものに、利率の引き下げ、返済期間の延長、頭金(margin money)の引き下げ(25-30%から5-10%)等の優遇条件を認めたが、その結果、7月の営業額はかえって下降した。