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	2002-08-23 ArtNo.29547 
	◆ビデオコン/ケンウッドのマーケッティング協力に亀裂? 
	【ムンバイ】ケンウッドと地場家電会社Videoconグループのマーケッティング/ディストリビューション協力に亀裂が生じ、両社の話し合いは膠着状態に陥っているもようだ。 
  ビジネス・スタンダードが8月20日報じたところによると、両社間の亀裂は、ケンウッドがその照準をホーム・オーディオからカー・エレクトロニクスやハイエンド・モバイル・エレクトロニクスにシフトしたのに伴うもので、ケンウッド製品は補充がなされず、市場からほとんど姿を消した。ビデオコン幹部によると、目下ケンウッドとの間で話し合いが続けられているが、もし妥結しないなら、関係を断絶する他ないと言う。しかしビデオコンのVenugopal Dhoot会長は「我々のパートナーシップは依然継続されている」と語った。 
  ケンウッド筋によると、ケンウッドは国際的にはトップ・エンド・ブランドと評価されているが、インドではこうしたイメージが定着していない。ビデオコンはマス・マーケット・ブランドで、ケンウッドも同様なイメージを抱かれていると言う。 
  ケンウッド本社は、製品ポートフォリオとビジネスに再編を加え、ホーム・オーディオ等の不採算ビジネスから手を引き、カー・エレクトロニクスおよびコミュニケーション領域への集中を図っており、このことがビデオコンとの不和の背景になっている。 
  1990年代半ばにケンウッドとディストリビューション/マーケッティング協定を結んだビデオコンは、ケンウッド/東芝製品を販売するKenTosh Indiaを経営している。しかしケンウッドのカー・オーディオ製品はデリー拠点のNippon Audiotronicsが手がけている。 
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