2002-08-22 ArtNo.29538
◆ヤマハ、ファリダバッド工場で4ストローク・バイク製造検討
【ムンバイ】Yamaha Motor India(YMI)は、目下、2ストローク・バイクを製造しているデリー近郊のハリヤナ州Faridabad工場で4ストローク・モーターサイクルを製造する可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが8月19日、YMIのRR Prasad副社長補(メーケッティング)の言を引用し報じたところによると、ファリダバッド工場のエンジン・プラントに改修を加え、2ストローク・バイクに比べ公害の恐れが少なく、燃費も良い4ストローク・バイクを製造する可能性を検討している。これは年間10万台の製造能力を有するファリダバッド工場の稼働率を高める計画の一環でもある。
またウッタルプラデシュ州Surajpurの年産30万台の工場も、来年はデボトルネッキングを通じキャパシティーを拡張することを検討している。ちなみにヤマハは来年までにインドに350クロー(US$7138万)を追加投資することを約束している。
Rajdootブランドの2ストローク・モーターサイクルの年間販売台数は7万台を下回るが、110cc Crux Rとクルーザー・スタイルの新モデル125cc Enticerの発売に伴い、4ストローク・バイクの販売急増が予想される。YMIは、今年12月末までに国内で30万台を販売、別に3万台を輸出する計画だ。この内Enticerの国内販売だけで4万5000台が見込まれ、来年はEnticer10万台の販売を目指す。YMIは通勤者層をターゲットにEnticerを売り込む計画で、ムンバイにおける同モデルの店頭価格はディスク・ブレーキ/セル・モーター抜きで5万ルピー(US$1020)に設定されている。ディスク・ブレーキ/セル・モーター標準装備の新バージョンも2、3ヶ月以内に発売される。
消息筋によると、YMIは今年12月までにCrux Rと同じエンジンを搭載した別のモデルの発売を準備していると言う。
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