2002-08-22 ArtNo.29532
◆IOC、Chennai-Trichy-Madurai間パイプラインを独自建設
【ニューデリー】Indian Oil Corporation (IOC)は、Petronet Indiaが必要資金を調達することができなかったことから、自ら400クロー(US$8158万)余を投じChennai-Trichy- Madurai(何れもタミールナド州)間製品パイプラインを独自に建設する方針を決めた。
エコノミック・タイムズが8月19日報じたところによると、IOCのA M Uplenchwar取締役(パイプライン担当)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、工事は今から2期に分けて進められ、24~30ヶ月で完成する。
ペトロネットは金融機関からの資金調達ができないため計画の実行を見合わせると同社に通知したが、IOCにはその種の困難は存在しない。加えてChennai Petroleum Corporation(CPC)のキャパシティーを拡張するには、パイプラインの敷設は不可欠である。
CPC製油施設のキャパシティーは、2600クロー(US$5.3億)を投じて現在の年間300万トンから1050万トンに拡張される。拡張工事は2004年までに完成・稼働する予定だ。ペトロネットを通じてパイプラインを建設すれば、take-or-pay契約を結ぶ必要があり、厄介だが、独自に建設すればその種の義務も生じない。
IOCはまたグジャラート州のKandlaとパンジャブ州のBhatindaを結ぶ製品パイプラインを原油パイプラインに転換する方針を固めた。これによりRelianceは、グジャラート州Jamnagar製油所の製品を輸送する独自のパイプラインを敷設せねばならなくなる。
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