2002-08-19 ArtNo.29519
◆マハラシュトラ・シームレス、製造能力を2倍に拡大
【ニューデリー】インド最大のシームレス鋼管製造会社Maharashtra Seamless Ltd(MSL)は、約25クロー(US$510万)を投じて年産能力を10万トンから20万トンに拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月16日報じたところによると、MSLのSaket Jindal重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、必要経費は内部資金で賄う。MSLはまた鉄鉱石と石炭の産地近くにスチール製造施設を設け、後方統合化を図る可能性も検討している。シームレス鋼管の製造には年間20万トンのスチールを必要とする。
Netram Jindal氏が創設したJindalグループの一翼を担うMSLの采配はD.P. Jindal氏が握っている。Saket Jindal氏によると、MSLはこれまで事業拡張の好機を窺って来たが、過去数年の業績は良好で、今がその時機と見られる。グループはまた公開市場における株式の買い付けを通じプロモーター持分の拡大を図っており、MSLの持分は今年内に51%に拡張される。しかし上場資格を返上する考えはないと言う。
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