2002-08-16 ArtNo.29501
◆Dr Reddy's、シプロフロキサシン特許権侵犯訴訟に敗訴
【ムンバイ】Dr Reddy's Laboratoriesを初めとするインドのジェネリック薬品会社は、Bayer AGが開発したCipro商標のピリドンカルボン酸系合成抗菌薬シプロフロキサシン(ciprofloxacin)のジェネリック・バージョンを後者の特許権が切れる以前に米国市場で販売することを申請、バイエルから特許権侵犯で訴えられていたが、ニュージャージー地方裁判所は先週金曜(8/9)、バイエルの特許権を支持する判決を下した。
エコノミック・タイムズが8月14日、ロイター電を引用し報じたところによると、Schein Pharmaceutical、Mylan Laboratories、Dr Reddy'sの米国子会社Reddy Cheminorを初めとする少なからぬ薬品会社が、2003年12月3日に期限切れになるバイエルの特許権の有効性を問うていたが、地裁のウェブ・サイト(www.fedcir.gov)は、このほど以上の判決内容を伝えた。
Dr Reddyの米国子会社は去る7月、米国食品薬品局(USFDA:United States Food and Drug Administration)から100/250/500/750 mgのCiproジェネリック・バージョンを米国市場で発売する認可を得たと発表していた。しかしアナリストによると、今回の判決で最早、同ジェネリック薬品を米国市場に投入することはできなくなったと言う。
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