SEAnews 2002-08-16 ArtNo.29499

【ニューデリー】石油／ガス探査会社、Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、これ以前に3州に600店の小売店網を設けガソリンとディーゼル油の販売を認められたが、Mangalore Refinery & Petrochemicals Ltd (MRPL)の支配権益買収を機にカルナタカ州に別途小売店を設けることを申請するものと見られる。
デカン・ヘラルドが8月13日伝えたところによると、ＯＮＧＣは去る5月24日に政府から、マハラシュトラ州／アンドラプラデシュ州／グジャラート州に600店の石油小売店網を設けることを認められたが、同ネットワークを800店前後に拡張することを再度申請する見通しだ。
観測筋によると、これ以前に政府から設置を認められた600店は、ＯＮＧＣが生産施設を有する州におけるものだが、ＭＲＰＬ権益を買収したことによりカルナタカ州にも生産施設を保持することになった。このため同州内に小売り店舗を設けることを申請するのは、ロジカルと言え、ＯＮＧＣは、ＭＲＰＬ買収手続きの完了を待って石油天然ガス省に関係申請を行うものと見られる。
ＯＮＧＣは、小売店網の展開計画をまだ明らかにしておらず、何時第1店舗をオープンするかも示していないが、同社筋は「国営石油精製／マーケッティング会社2社－Bharat Petroleum Corporation ／Hindustan Petroleum Corporation－の政府持分買収に失敗するか、入札を禁じられた場合には、小売り計画をアグレッシブに展開する。同計画の立案作業は目下最終段階の詰めが行われている」と語った。