2002-08-16 ArtNo.29498
◆RIL、ガソリン・スタンド5000店設置計画に着手
【ムンバイ】国営石油会社3社-Indian Oil、Bharat Petroleum、Hindustan Petroleum-が2000年1月以来割り当てられたガソリン/液化石油ガス(LPG)/灯油のディストリビューション契約を全面的にキャンセルする中で、インド最大の民間石油精製会社Reliance Industries Ltd (RIL)は、全国に5000店以上の小売り網を設ける石油製品マーケッティング計画をキック・オフした。
インディアン・エクスプレスが8月14日報じたところによると、RILはガソリン・スタンドの設置に関心を抱く土地所有者を募集するとともに、これらの土地の位置、ハイウェーや主要道路へのアクセス、不動産の現状等に関するデーターの収集を開始した。RILスポークスマンによると、マハラシュトラ州Pune拠点の対策本部は、向こう15日間に関心を有するパーティーからデーターを収集後、計画の一層の推進を図る。小売店網は2004年3月までに営業を開始する。
RILが近く合併を予定するReliance Petroleum Ltd (RPL)は、今年5月に石油製品の小売り事業を手がけることを政府から認められたばかり。年間原油処理能力2700万トンのメガ製油所の経営を手がけるRPLは政府から、全国に5849店の小売店を設け、年間1000万トンのディーゼル油と240万トンのガソリンを販売することを認められた。5849店の小売店には合計8768ユニットのガソリン/ディーゼル油スタンド、6万8050kl(キロリットル)のガソリン貯蔵施設、18万1690klのディーゼル油貯蔵施設が設けられる。
地域別の小売店網の内訳は、グジャラート州449店、ラジャスタン州302店、マドヤプラデシュ州430店、チャッティースガル州77店、マハラシュトラ州684店、ゴア21店、カルナタカ州357店、アンドラプラデシュ州332店、ケララ州168店、タミールナド州560店、ポンディシェリー11店、西ベンガル州377店、オリッサ州172店、ビハール州354店、ジャールカンド州127店、パンジャブ州255店、ハリヤナ州219店、デリー47店、ウッタルプラデシュ州575店。RILはまたウッタルプラデシュ州/ジャム&カシミール州/ヒマチャルプラデシュ州/アッサム州/メガラヤ州/トリプラ州及びその他の辺境地に合計332店の小売店を設けると言う。
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