1995-08-30 ArtNo.2949
◆<星>STエアロ、半期にS$4800万純損失計上
【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ・エアロスペース(STAe)は95年6月末締め半期決算で4800万Sドルの純損失を計上した。
STAeが28日発表したところによれば、国防予算のカット、航空機保守業界の競争過熱、米ドルの軟化が損失の主因で、このため同社は4720万Sドルの不良資産の抹消を余儀なくされた。仮に同抹消を行わなければ、赤字額は140万Sドルにとどまった。しかし同措置は1998年に予想される市況回復に向けて同社のポジションを強化するのに役立つと言う。同期の営業額は昨年同期比4.4%減の2億2450万米ドルだった。市況回復以前に業績が更に悪化する可能性は有るかとの記者の質問に、STAeのブン・スワンフー社長は、子会社のSTアビエーション・サービスCo(STASC)の赤字が拡大する可能性が有ると語った。STASCは同期に1770万Sドル(営業損失S$930万/特別項目損失S$840万)の損失を計上した。(ST,BT,LZ:8/29)
|