2002-08-15 ArtNo.29488
◆IT企業、US$100億アウトソーシング契約獲得目指す
【ニューデリー】Tata Consultancy Services、Wipro、Infosys、HCL Technologies等のトップ・ソフトウェア企業は、総額100億米ドルにのぼる大型ソフトウェア・アウトソーシング・プロジェクト2件の獲得を目指している。
ビジネス・スタンダードが8月12日報じたところによると、これら2件とはドイツ陸軍の60億米ドル・プロジェクトとProcter & Gambleの40億米ドル事業。既に国際入札が募集されており、向こう2、3四半期間に入札者の選考が行われるものと見られる。過去最大規模のソフトウェア・アウトソーシング・プロジェクトで、インドの地元ソフトウェア企業は、IBM GlobalservicesやEDS等、グローバル・メジャーと伍して入札に参加することになる。
ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)のSunil Mehta副会頭によれば、これほどの規模になると、全契約を一手に請け負える企業は存在せず、複数の企業に部分契約が発注されるものと見られる。アナリストによれば、複数のソフトウェア会社がコンソーシアムを組織したり、地元ソフトウェア会社が下請け契約を獲得する可能性もある。地元勢に関しては、トップ10ソフトウェア会社が優位に立ち、中小ソフトウェア会社が契約を獲得する可能性はそれほど大きくないと言う。
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