【ニューデリー】インドの今年初5ヶ月(2002/1-5)の対米輸出は、世界の多くの国々の対米輸出がマイナス成長に陥る中で、昨年同期比15.8%の成長を見た。
ビジネス・スタンダードが8月10日報じたところによると、米国商務省はこのほどインド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)に以上のデータを提供した。
インドの同期の対米輸出成長率はアイルランドの17.9%に次ぎ、2番目に高い。このままの成長基調が維持されるならインドの今年通年の対米輸出額は、昨年の97億米ドルから110億米ドルに拡大する見通しだ。
今年5月には世界各国の対米輸出が平均1%未満の成長にとどまったにも関わらず、インドのそれは昨年同月比26.7%の成長を記録した。インドの対米輸出トップ10品目は5月にはいずれもプラス成長を記録した。特にダイアモンド/金/宝飾品輸出は48%、鉄鋼輸出は156%、製薬品輸出は411%の成長を見た。
今年初5ヶ月には対米輸出トップ25カ国の内20カ国の対米輸出がマイナス成長を記録、インドの他、中国、スウェーデン、マレーシアを含む5カ国のみがプラス成長を維持した。中国については対米輸出トップ10品目中6品目が、インドに関してはトップ10品目中、既成衣料品を除く9品目がプラス成長を記録した。
米国の5月の対インド輸出は航空機輸出の減少が祟り11.7%の下降を見た。同月米国のトップ25ヵ国向け輸出中15カ国向けの輸出がマイナス成長を記録した。