2002-08-08 ArtNo.29446
◆家電会社Mirc、US$2400万投じ製造能力拡張
【ニューデリー】Onidaブランド家電製品の製造を手がけるMirc Electronics Ltd(MEL)は、120クロー(US$2447万)を投じ、マハラシュトラ州ムンバイ近郊に設けたWada工場の年間製造能力を60万ユニットから100万ユニットに拡大する計画だ。
インディアン・エクスプレスが8月6日報じたところによると、Gulu Mirchandani氏とその一族はMELの製造能力の拡張を図ると同時に、持ち株会社Guviso Holdingsを通じ公開市場でMELのシェアを買い足し、その持ち分を昨年3月の58.22%から63.54%に引き上げた。
MELのG Sunder重役(COO)によると、120クローの投資の一部は昨年既に実行されており、残りは今年内に投資される。負債軽減を目指す同社は、全て内部資金で投資を賄い、借入は行わない。このため投資は複数の小部分に分けて実行する。しかし同氏はプロモーターがMELシェアの買い増しに幾ら支払ったか、今後も引き続き持ち分の拡大を図るのか否かについては、明らかにすることを避けた。
市場調査会社Orgによれば、Onida商標カラー・テレビジョンの市場シェアは今年5月には14%をマークした。昨年、TV60万台を販売したMELは、今年は80万台の販売を目指している。Mirchandani氏によると、MELはナンバー・ワン・ゲームに関心はなく、ホームシアターやピュア・フラット・スクリー等、ある種のセグメントにおける、顧客に最も好まれるブランドになることを目指していると言う。
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