2002-08-06 ArtNo.29434
◆世界的なIT産業の不振でカルナタカ州のIT成長率も鈍化
【バンガロール】カルナタカ州情報技術(IT)産業の昨年の成長率は、世界的なIT産業の不振に祟られ、前年の70%以上から30~35%に鈍化した。
インディアン・エクスプレスが8月3日報じたところによると、カルナタカ州政府のDB Inamdar情報技術部長とVivek Kulkarni 情報技術次長は、ケララ州Thiruvananthapuramにおける“Bangalore IT.Com 2002”プロモーションの席上、以上の消息を語った。それによるとこうした成長鈍化には、量的伸びの減速の他に、IT製品及びサービス価格に対する下方圧力が影響している。
2002年10月28日から11月1日にかけて催される“Bangalore IT.Com 2002”は、ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)に照準を合わせ、BPO専門のパビリオンを設ける。この他、金融、ITネーション、テック・ステート、中小企業ソフトウェア・テクノロジー・パーク、ソフトウェア・ソリューション、ITハードウェア、ITインフラ、ビジネス・インテリジェンス、Yuva.com、電子政府、テレコム、ネットワーキングに関係したパビリオンが設けられる。
今年はまたバイオインフォマティクスにもスポット・ライトが当てられ、生物情報学・応用生物工学学院(IBAB:Institute of Bioinformatics and Applied biotechnology)が、“Bangalore IT.Com 2002”開催期間に合わせて管理層のための生物工学基礎知識短期コースを開講する。
電子政府に照準を合わせた“一般人のためのIT(IT for common man)会議”も開かれ、学生を対象にしたインターネット・ワールド・プログラムも準備されている。
Bangalore IT.Com 2002には、昨年の252社を上回る約300社が出展する見通しで、既に15%のスペースが予約され、別に15%の予約手続きがとられている。
米国、ベルギー、韓国、英国、シンガポール、スリランカ、日本、モーリシャス、バングラデシュが既に出展を約束しており、国内ではアンドラプラデシュ州、ケララ州、デリー、ハリヤナ州が参加を約束していると言う。
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