2002-08-01 ArtNo.29404
◆各社、ディーゼル・エンジン乗用車新モデルを続々発売
【ニューデリー】インド自動車業界各社はディーゼル・エンジンを搭載したB/Cセグメントの乗用車モデルを続々発売する計画だ。
エコノミック・タイムズが7月30日報じたところによると、Maruti Udyog Ltd(MUL)は向こう10~15日以内にTUD 5エンジン搭載のEsteemを、Hyundaiは今年10月にコモンレール直噴型エンジン搭載のAccent(70万ルピー)を、Fiat Indiaは来年初に1900ccディーゼル・エンジン搭載のPalioを、それぞれ発売する。この他General MotorsはOpel Corsaのディーゼル・バージョンを、HyundaiはCarensやTerracanを含むディーゼル・エンジン車新モデルを発売する可能性を検討している。
こうしたディーゼル・エンジン車ラッシュは、主に石油製品の統制価格制度(APM)が撤廃された後も、ガソリンとディーゼル油の価格差が維持されたため生じた。Hyundai Motor IndiaのBVR Subbu社長によると、業界はAPM撤廃後、政府が両燃料の価格差を排除するものと予想、観望姿勢をとっていたが、政府にそうした考えがないことが明らかになったため、ディーゼル・エンジン車への傾斜が高まったと言う。
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