2002-08-01 ArtNo.29398
◆Cemex、Mangalam CementのKota工場買収協議
【コルカタ】メキシコ拠点の年商70億米ドルのCemex SA De CVは、Basant Kumar BirlaグループのMangalam Cementがラジャスタン州Kotaに設けた年産130万トンのセメント工場の買収を図っている。
エコノミック・タイムズが7月31日伝えたところによると、ビルラとCemexの幹部は7月30日ムンバイで会談、合意は間近いものと予想される。Birla Buildingsは以上の消息に関してコメントを控えているが、今回の取引は目下、産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)の管理下に置かれているMangalam Cementsそのものではなく、Kota工場のみが対象と見られる。
新しいセメント工場の場合、年産能力1トン当たりの価格は65~70米ドル、古いものは60~65米ドルが相場とされ、Kotaプラントは後者に属するため、取引価格は7800万~8450万米ドルと見積もられる。
交渉がまとまれば、Cemexはインドに初めて橋頭堡を築くことになる。Cemexは南北アメリカ、欧州、アジア、アフリカに51ユニットを擁し、年間7950万トンのセメント製造能力を有する。
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